うつ病はつらい

仕事中、とあるきっかけでうつ状態になった中高年の辛い日々

うつ病はつらい

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半年前の仕事中、とあるきっかけで頭の中が真っ黒になり、街の精神科に受診しました。

担当の精神科医と看護師さん、とても丁寧な対応に心が癒やされました。
普通、病院の先生や看護師さんは患者さんに対して上から目線的にタメ口なのを覚悟して病院に行きましたが、心配無用でした。

幾つかの問診の後、
軽度の抑うつ状態と診断されました。

軽度‥‥

這いつくばるような思いで受診、これでも軽度‥‥
つらくてつらくて何がつらいのか、とにかくつらいです。

よくよく自問してみれば、頭の後ろの方が少しヅキヅキします。
ここのところ夜中に目が覚めて睡眠不足であったり、食欲が無く、お腹の調子が悪い様な感じ、真っ直ぐにスタスタと歩けません。
など、
あまり適切に言葉として例えようが無く、未だかつて経験した事の無い無力感、気怠さが実際の症状でした。

精神科の先生からは、投薬はせず、とにかく仕事を休んで休養を摂るように勧められ、会社宛に1ヶ月休養の診断書を書いていただきました。

その診断書を持って、会社に出向きました。
凄く勇気が要りました。
上司2人との面談となって休職の許可を頂く事になりました。
色々いきさつを聞かれましたが、実はこの症状が出る3年以上前に、事の原因について上司には相談していました。
症状が出る3ヶ月くらい前に再度相談しましたけど、上司のフォローの甲斐なく、とうとうこの日がやって来てしまいました。

会社を後にし、「これで暫くは仕事から開放される!」と思うと少し気が楽になり、自宅に帰る途中、銭湯に寄りました。
平日の日中でしたが、意外に私と同じ年代の中高年が多く、休日なのか、失業中なのか、フリーランスなのか、私と同じように休職中なのか分かりませんが、結構混み合っているのには驚かされました。

帰宅してベッドに横になって、少し寝てしまいました。
妻がパートから帰って来ました。
事由を話すと、「そう、暫く休めるようになって良かったね」と、返事が帰って来ました。
何かしらの文句を言われても仕方が無いと思っていましたのて、少し救われました。

休職と言うことは、休んでいる間は当然給料は出ません。
そのうえ、社会保険や住民税、その他団体扱いの生命保険料はまともに請求されます。私の場合は約15
万円でした。
月給約40万円からいきなりマイナス約15 万円です。
生活費の事を考えると差額約55万円が毎月吹き飛ぶ事になります。

健康保険から出る傷病手当金は標準報酬月額の約66%ですので、ボーナス分も含めた計算で、約30万円振り込まれますが、その中から社会保険などの経費を約15万円会社に振り込むので残り15万円が実際の出取りになってしまいました。

しかも、最初の振り込みは申請から約1ヶ月後なので、初診日から起算して1ヶ月間の申請になりますと、併せて約2ヶ月間の手当が全く無い状態になります。
自治体による自立支援の申請には申請から約3ヶ月程度掛かりますので、その間の通院費は自腹です。
申請が通れば通院の領収書があれば初診日に遡って費用を返却してもらう事ができます。

何故、このブログを書こうと思ったと申しますと、
うつ病患者でも、この何とも言えない辛さをスマホでお伝え出来る事をアピールしたいと思いましたし、
加えて、自身や御家族、知人などにうつ病患者がおられる方々へうつ病患者の心の中の正直な気持ちの万分の一でもお伝え出来ると良いと思ったからです。

患者さん自身の気の持ちようだけで直せる病気では決してありませんし、周りの方々の深い理解が無ければ、普通の生活さえもままならない事をご理解していただければと思っています。

次回、休職してからの数日間の私の心の葛藤などをお伝え出来ればと思います。
長々と御拝読ありがとうございました。